徒然生活日記

日々の生活で感じたことや誰かのお役に立てるようなブログを目指しています。

私とギター

今回はギターと私について書いてみようと思う。

私は小学校からサッカーとホッケーを始めそれなりに楽しくやっていた。

しかし中学校で顧問の先生があまり得意ではなく、それと同時にサッカーの興味もなくなっていった。サッカーが好きだというより友達と遊ぶのが楽しかっただけだったのだ。

そして中学校の途中でサッカー部をやめて私はロック少年になった。

音楽を自主的に意識して聞くようになったのはその頃流行っていた椎名林檎が初めてだった思う。その前にも川本真琴は好きだった記憶があるがそれは後から自分が創りだした思い出のようにも思う。

とにかく椎名林檎はリアルタイムで好きになったことは間違いない。

サッカーをやめるのと前後して私はギターが欲しくなり、どっかの親戚からクラシックギターをもらったのだ。しかし程なくこれでは自分のやりたい音楽ができないと気づき、クリスマスプレゼントでアコギをもらったのであった。同時にゆずの教則本ももらった。これはクラシックギターと違いなかなか楽しかった。バレーコードは難しいな、などのあるあるネタの壁にもぶつかった。

しかし、私はエレキギターで大きい音を出したいのだということで新聞配達を始めた。

学校が終わった後夕刊を配っていた。そこで貯めたお金で私はギターを買ったのだ。

バッカスストラトタイプの中古のギターであった。レスポールストラトキャスターくらいしか知らない私はただデザインでストラトを選んだのであった。

確か小型のアンプや小物も一式つけてもらった気がする。

やはりこれであった。アコギに比べて弦を抑えるのも簡単だしアンプに繋げば下手でもそれなりに音が出る。私は夢中になった。椎名林檎ブランキージェットシティ、ミッシェルガンエレファント、ナンバーガールなどのコピーに勤しみ、ロッキンオンを読み漁っていた。雑誌に載っている物語やコンポから流れる音楽に夢中になっていた。

エフェクターの存在も知った。今はなき確かバッジという音楽雑誌の機材のページを読み、これがあれば椎名林檎と同じ音が出せるのだ、ということでRATというディストーションを買った。

そして初めてライブハウスに行き生のバンドを見た。それはミッシェルガンエレファントだった。友達を誘って行った。本気で怖い人達がいっぱいいるものだと思っていたし、とても緊張した。いざライブが始まってみればそんな事は気にもとめず、とにかくかっこよくて興奮した。声を出すのは恥ずかしかったがとても熱い気持ちにはなった。

人生で一番の大きな音を聞いた。耳が壊れるかと思った。ライブが終わっても耳鳴りがやまず、寝る時だって耳鳴りがしていた。

耳鳴りは不快だったが私は大人の階段を登った満足感でいっぱいであった。