徒然生活日記

日々の生活で感じたことや誰かのお役に立てるようなブログを目指しています。

野外フェスについて

我が地元北海道で野外フェス、ライジングサンロックフェスティバルが始まったのは確か中学一年生の頃だった。こんな田舎でいっぺんに好きなバンドが見られるなんて

まさに天国のようなイベントだった。しかし中学生の私には資金面でも交通の面、諸々敷居の高いイベントであった。世間一般的にも今ほど野外フェスが認識されておらず当時の私には遠いの世界の話であった。第一回目の面子は今見ても興奮するラインナップだ。

結局初めて行ったのは高校二年生の時だった。さして音楽に興味のない友人に無理を言って着いてきてもらったのだ。どうしても行きたい気持ちが抑えきれなかったのだ。

たこ焼き屋のバイトで稼いだお金を握りしめ会場まで片道四時間のバスに乗り込んだのだ。同じ道内とはいえなかなかに遠いものだ。

とても仲の良い友達だったが二人で旅行にいくのは初めてであったし、さらにキャンプでテントを立て泊まるのなんてすべてが初めての経験であった。

案の定確か、氣志團だったと思うが1発目のアーティストの開始時間に間に合わず、テントは途中でほっぽり出し見にいったのだった。

その後だったか夕暮れのスーパーカーを見た。ちょうどyumegiwa last boyがピンポンで使われた頃だったように思う。野外の夕暮れと音楽は素晴らしいものであった。

友人も興奮していた。

帰ってきてアドレスをyumegiwa last boyに変えるくらいにはハマっていた。

陳腐な表現だが音楽ってすごいなと感じたのであった。

その興奮が忘れられず次の年は友人が更に増え3人で行くことになった。

その後進路がばらばらになり会うことは少なくなったが毎年、お盆には一緒にライジングサンには行っている。

そんな感じでちょっとした同窓会のようになっていった。ライブを全然見ずにバーベキューだけをする年もあったがそれはそれでいいものだ。

生演奏を聞きながらバーベキューなんて最高の贅沢ではないか。

これからみんな結婚したり子供ができたりして、行けたり行けなかったりいろいろあると思いますが、いつだってあそこは約束の地なのだ。

年をとって大分感覚は変わってしまったかもしれないけれどあの時の感動をまた味わいたいのだ。少し曇ったかもしれないレンズで見る景色もそれはそれで綺麗に見えたりするだろう。

結局言いたかったことは音楽も好きだしキャンプも好きだしそりゃあ最高ですよねって話です。

またあの夏を見つけに行こう。なんて。